御嶽山の噴火から一ヶ月のようです。亡くなられた方とご遺族の方々にとっては辛い一月だったでしょう。お悔み申し上げます。

   さて今話題?の沖縄県知事選についてですが、実は話題になってない(T_T)/~~~

   縁側の周りで知事選について話す者は1人もいない。おそらく多くの県民がなにも考えてないのだろう。皆さんの大好きな民主主義っぽくてまことにいいことである(T_T)/~~~

  盛り上がっているのは、一部の保守活動家と新聞だけ。だけである。労組?全然!自治労などもまぁしらけムードである。それは担いだ者(翁長氏)に対する不信感があるからなんだけどね。でもそれでも、翁長氏は票をとってくるだろう。彼ら革新勢も消去法で翁長氏ということだと思う。ちなみに縁側が翁長陣営ならば、徹底的に投票率を上げる努力をする。期日前投票の促進はもちろん、マスコミを使ってなにはともあれ投票行動する大キャンペーンを打つね。投票率が上がれば勝ちの目は上がるからな。

  それでもやはり、多くの有権者は何も考えてないのが現状である。なぜそうなるのか・・・・。

  新聞紙上でも毎日知事選についての記事がデカデカと載る。なのになぜ?

  それねー、皆さんが後生大事にしたがってる民主主義のせい。「成熟した民主主義国家」において選挙なんてお祭りみたいなもの。誰も本気で考えないものなのよ。立候補者とか活動家は別としてね。

  米国の大統領選挙だって投票率低いでしょ。そんなもんだよどこでも。日本でも任期満了の選挙なんて国勢調査みたいなもの。投票率は上がらないよ。憲法改正の国民投票なんかだと上がるんだろうが、通常の選挙はねぇ・・・。

   米国の大統領選挙なんかお祭りだもんね。大統領という強大な権力を行使できる国のリーダーを決めるわけですから、そりゃ一大事なのですが、日本と違うのは、大統領変わると、下の連中(ホワイトハウスなど)も総入れ替えですからね。みんな必死で頑張るわけですよ。ぶら下がっておいしいおもいしてる企業の連中なんかも必死だよね。動員かけるし、相手候補のアラさがしはするし、何が何でも勝たなきゃならない人たちがそりゃ大勢いるわけだ、合衆国中にね。それでもすべての国民からすると一部の人でしかない。よって投票率は下がり気味。

  「成熟した民主主義国家」なんてーのは、ようはシステムが出来上がった国ってこと。そこでは、多くの国民は「誰がやっても私の生活は変わらねーよ!」となる。事実そのとおりなのだ。

  日本ではというと、大統領制ではない日本で、国政選挙とは衆参の選挙ですね。衆院選で6割くらいかな。残りは興味ないわけですよ。日本は国民レベルが高いんだな。だから誰が首相になっても国民が支えられるわけだ。誰が議員になっても首相になっても国民が支えられる。選挙なんて行かねーよ!」でもいいわけだ。「誰がやっても同じ!」と言えるわけだよ。

  前回の沖縄県知事選が投票率6割。さて今回はどうなるのか・・・。たいして変わらないと思うよ。

  はっきり言うと、沖縄県民が普天間のことを考えてると思うか?それはないよ。では辺野古は?それもない。

  なぜなら、「誰がやっても私の生活は変わらない」と思ってるからね。事実変わらないよ。

 仲井真氏が再選しても、翁長氏が当選しても、下地氏でも同じ。変わらない。喜納氏?・・・変わるかも(T_T)/~~~

   例えば、那覇市は翁長氏が市長になる前は30年くらい革新勢力の天下でした。那覇市民は疲弊していたか?してないよ。では翁長氏に替わってから那覇市民の生活が飛躍的に向上したか?してない。

  大田元知事は革新勢力に支えられて当選したが、彼が知事時代に県民は食えなくなったのか?なってない。

  仲井真知事になってから、県民の生活は目に見えて潤ったのか?そんなことない。

  もちろん、一部の例えば建設業界の人は縁側とは違う意見でしょうな。そりゃそうだ、税金で飯食ってるある意味公務員以上に公務員的なお立場だものね。でも多くの県民は誰が知事になっても生活は変わらないと思ってる。それは正しい。活動家よりよっぽど民主主義を理解してるんだな(T_T)/~~~

  そこで普天間基地の問題ですが、これなんか、今回の知事選の争点にする奴はバカでしょう。国防上の問題で、日本と米国が何年も話し合って合意したことです。いまさら反古にすることはできませんよ。ましてそれが地方の首長ごときで右往左往する類の問題ではない。

  誰が知事になっても、普天間を辺野古へ移すことは決まってるの!誰も止められません。それを争点?(T_T)/~~~

  活動家がいくら騒ごうが、新聞がいくら大見出しで叩こうが、合意した案件は粛々と進捗していくのです。

  県民の反対?それもない。多くの県民は前述したとおり何も考えてない。ある意味民主主義を最も理解しているのが、何も考えてない県民である。民主主義は国家の枠内でのもの。隣の中国ではありえない。つまり人類普遍の真理なんてものではない。単に我が国の在り方がそうなっているというだけである。そこで国家規模の問題、ここでは安全保障だな。それについて決めることのできるのは日本国民である。沖縄県民ではない。だから日本政府に任せておけばよい。それを知事選の争点?保革ともにバカしかいねーのかよ。

  翁長氏が知事になろうが、下地氏がなろうが、普天間は辺野古へ。それは日本国が決めたことですから何度も言うけど「誰がなっても同じ」が結論である。

  暴動が起きたら?起きません。県民はそれほどバカではない。活動家はやるかもね。それは国家権力で潰してやればよい。

  まぁでも、お祭りですからねぇ。なにか盛り上げるために強烈なインパクトが必要なんだろう、保革ともに。

  あとこれも言っとくか。沖縄に海兵隊が必要か?なのですが、これについては軍事オタクの元沖縄タイムス論説委員だった屋良氏曰く、「必要ない」。縁側は「必要」。

  簡単に言うと、屋良氏は海兵隊は地球の裏側でもいい、それほど現代の兵器は進化している。よって沖縄に海兵隊がいる必要はないという。もっともな意見だと思うよ。縁側もそれは認める。でもね、それは戦いが起こった場合の話。今は、ドンパチ始まらないようにするためにはということですよ。視点が最初からズレてる。

  中国がいるでしょ!沖縄は中国との国境の県ですよ。中国という国家の意志として沖縄(琉球)は中国の領土だ~!と言ってるわけ。毎年軍事予算多くなってる軍事大国中国が沖縄を狙ってるわけですよ。政治的に基地の縮小はできない相談なわけです、本来は。それでも長年の基地負担を軽減しなければという思いから普天間を撤去して代替施設を県内(辺野古)にと決めたわけです。考えてみ、日米の懸案である中国の台頭があり、いまそこにある危機を見ていながら沖縄における軍事プレゼンスを低下させることは政治的にありえないんだよ。だから県内移設なの。

   ついでに言っとくと、屋良氏のいう海兵隊は地球の裏側でもいい論は野蛮人の発想だということ。仮想敵国である中国が動けない状況を作ることを一等最初に考え発信することはせずに、「海兵隊の運用は県内でなくとも支障はない」ということだけをこれでもかと言う。元新聞記者が政治的判断を理解できないわきゃねぇよな。
戦争になった場合の話だけだということ。戦争して自らの主張の正しさを認めさせたいのか?抑止力としてどうあるべきか?を言え!ドアホ!

 それと、嘉手納は何があっても動かせないですよ。中には嘉手納は動かせるという人もいるけどありえません。動かせるという人は、例えば空母があるからとかいう。空母なんか嘉手納の代替にしてみ、中国がなんと言うよ。「あからさまな挑発行為だ~!」なんてことになるのは見え見えだ。中国だって対抗して空母を尖閣沖に持ってくるぞ。戦争を起こさない努力をするのなら、嘉手納はそのまま。政治的にはね。

  最後にもう一度。普天間・辺野古を争点にして知事選を語る者はアホである。