私が子供の頃、といっても小学生になる前ですが、米軍機が上空を飛んでいく姿
を見上げて大声でおねだりしていたのを思い出す。私と同年代の人(小学生のとき
本土復帰)は同じ経験をしていることと思うが(俺だけじゃないよな?)
「アメリカにいっておもちゃ買ってきて~!」と手を振って叫んでいた。
私の住む那覇では米軍基地被害の現実感はない。子供の頃からそうだったと記憶
している。テレビに映し出される米軍基地被害も本土での事件・事故も同じレベル
で見ていたように思う。それは今も変わってはいないように感じる。
米軍機にお願いしたものでハッキリと覚えているのが、タイガーマスクのリングセッ
ト。リングとタイガーマスクの人形、そしてその敵となるトラの穴からの刺客レスラ
ーの人形。欲しくてしょうがなかった。たしかタイガーマスクの人形は、マスクが
取り外し可能で、外すと伊達直人だったように記憶する。
クリスマスの翌朝、枕元にそれが置いてあるのを見てサンタクロースではなく
「アメリカの飛行機に乗っていた人」が買ってくれたのだと信じた。
「ギブミー・・・。」と同じ感覚だったのかはわかりませんが、幼い子供には米軍機が
「神」に感じたと言えば言いすぎかな?
私と同じ年代の沖縄の方、こんな思い出ありませんか?