前エントリーの続きと思って読んでくれ。
 
 まずは、琉球新報の記事を。
 

 県警、米兵逮捕せず 「凶悪に該当しない」 中学生傷害 
 
読谷村古堅で2日に発生した、嘉手納基地所属の米空軍兵(24)による住居侵入中学生傷害事件で、嘉手納署は5日、男を容疑者と断定し、任意で事情を聴いた。同署によると、男は現場アパートの1階にある居酒屋で酒を飲んだことは認めたが「その後のことは酔っていて覚えていない」と容疑を認めていない。同署は男が米軍の監視下にあり「逃走や証拠隠滅の恐れはない」ことや日米地位協定の運用改善で定められた起訴前の身柄引き渡しを求める「凶悪事件」に「該当しない」ことなどを理由に、男を逮捕せず、米軍側に身柄を求めない方針。
 嘉手納署は引き続き任意での調べを続け、容疑が固まり次第、男を住居侵入、傷害、器物損壊の疑いで書類送検する方針。事件当日に着ていた着衣の差し押さえなども実施する。
 同様の傷害事件を犯した容疑者が重傷を負っていなかった場合は通常は逮捕していた可能性が高く、今回、容疑者と断定したことで、基地内の米兵でなければ、回復を待って逮捕されているケース。同署は「米軍側から捜査協力を得られており、男が取り調べに素直に応じている」などとしているが、今後、回復しても逮捕せず、身柄を要求しない方針に対し、県民から強い反発の声が上がっている。
 同署によると、男は基地の外に住んでおり、事件発生前に居酒屋を訪れた後、1度店を離れてほかの場所に飲みに行き、再び居酒屋に戻ってきた。居酒屋には1人で訪れ、ビールやウイスキーなどを飲んだと話しているという。捜査関係者によると、男は「事実なら申し訳ない。被害者に謝りたい。思い出したい」とも供述しているという。
 同署は「被疑者は外出禁止令は知っていたと思われる」とも話した。事情聴取は「警察の施設」で行われたという。
 同署は本人が現場1階の居酒屋に訪れたことを認めており、また被害者や目撃者の話や現場で倒れていた時の状況から、犯行時間帯にいた外国人が他におらず、人相、着衣などが証言と合致するとして、男を容疑者と断定した。男は肋骨(ろっこつ)骨折や肺破裂の重傷を負ったが、現在ゆっくり歩いたり、取り調べに答えたりできる程度に回復しているという。7日に再び診察を受ける予定。6日も取り調べする予定。
 

 
凶悪事件には該当しないとして逮捕せず、か。被害にあった子の親にぶん殴らせてあげてほしいものだ。私がこの子の親ならそうさせてもらいたいね。
 
それにしても、この事件が発生してから「怒り」を表明しているのが左翼政党や市民団体のみというのは、あまりにも情けない。共産党機関紙「赤旗」のほーがよっぽど保守的じゃねーか。
 
   「酔って覚えていない」 だと?
 
まぁ、覚えていても覚えていないと言うだろーな。そー言えと入れ知恵されてるかもしれんしな。あ~、この子の親といっしょになってフルぼっこにしてやりてぇ。
 
地元マスコミ報道への猜疑心から、安直に記事を鵜呑みにできない旨のご意見もありますが、縁側はそれには同調できません。
 
「怒り」という感情は機械的に出し入れが可能なものではないからです。
 
地元の子供が外国人に暴行を受けた場合、おそらく世界共通の認識として、「怒り」の感情が真っ先にくると思います。
 
例えば、今回の被疑者である米兵の国アメリカの片田舎の小さな村で同じような、そう例えば日本の自衛隊員が夜中家に不法侵入の上、子供に傷を負わせたとします。ショットガン持って「ジャップを出せ!」と地元警察署に迫るかもしれませんし、イスラム世界ならさらに深刻な事態になるでしょう。
 
沖縄の地元紙の捏造報道では?などの理由から、おそらく世界標準であろう「怒り」の感情よりも猜疑心が先になるとするならば、それは「怒っていない」ことになります。
 
仮に、事件の捜査が進み、数日後、あるいは数ヵ月後に真相はやはり米兵の蛮行であったと結論がついて、それから「よーし捏造報道はないようだからそれなら怒ろう」となるのは、人間の自然な感情の発現ではまず見られないと思います。
 
ネットでの情報やネット内でのコメントなどを見て、今回の事件について「捏造では?」とか、「地元紙の偏向報道では?」というような意見表明をしておられる方々は、
 
 「ふ~ん、怒ってないんだな、同胞の子供が暴行受けてるのに」
 
と見て間違いないでしょうし、それは縁側からすれば、「情けない」の一語に尽きます。前エントリーでも書きましたが、
 
「この事件に怒りが沸いてこない者は、去勢された負け犬であり、「ケツでも舐めとけ!」と言ってやりたい」が、縁側の本音であります。
 
一言添えておきますが、「理」においては、被害中学生の親がおっしゃるように、日本人と同じように裁いてほしいということね。難しそうだがな。
 
 
それと、縁側は、もし今回の事件が、捏造であったとしたら、「米兵への怒り」の感情から「な~んだ、また地元紙がやっちゃったのか」という別の「怒り」へ移行するだけです。ただそれだけ。「縁側の野郎、先走って左翼と同じ物言いで恥かいてやんの!」などと、バカをほざく者がいるとしたら「クソして寝てろ、ドアホ!」と言うだけね(^^)v
 
それにしても、「赤旗」が立派に見えるっておい、どーすんだよ? お~い保守の皆さ~ん(T_T)/~~~
 
 
ついでと言ってはなんですが、
 
惠隆之介氏が「チャンネル桜」で、沖縄で起きた米兵による婦女暴行事件について語っております。
 
www.youtube.com/watch 41分52秒から見てね。
 
いちおうツッコミをいれておく。
 
>被害に合った女性の方はね、沖縄県民でもない、日本国民でもない、帰化された方なんですね。
 
 :帰化しているのであれば、日本国民です。まぁ、後から訂正を入れてるがな。
 
>国民の皆さんに注意してほしいのは、中国は神経戦、情報戦するって言ったじゃないですか。まさにね、今回発生したレイプ事件もどうも深い闇の部分がありましてね。そのね、被害にあった女性の方はね・・・・・・。
 
 :ようは、被害女性は中国の工作員かその手先ということを 言いたいようだ。オスプレイ反対運動のさなか、このような事件を起こし、反米運動を盛り上げる意図があるといいたいわけだ。でもね、それは変でしょーよ。ならば米兵も中国の手先か?あるいは、その被害女性が夜の街を「強姦しそーな米兵いないかな~」なんて言ってさまよってたってか?それは、いくら中国でも企画そのものに穴がありすぎるだろーよ。
 
>しかもね、お仕事もね、特殊なお仕事されてる方ですわ。まぁ、男性相手に夜の商売深夜の商売、サービス業ですね。まぁ、全部僕は暴露しますけど、沖縄にでてきている沖縄にある政府の出先機関に昼間は勤められて、夜はそーいう深夜のお仕事されておられるサービス業されておられる・・・・。
 
 :たしかに、縁側のところにもその女性についての情報は入ってきているし、その内容は惠氏がおっしゃるのと一致する。だけどね、肝心要のとこで「中国の工作」と結論付けるのは間違いだろう。縁側のとこに入った情報では、まったく違う理由から県警などは情報をブロックしているし、マスコミにもそれなりの圧力がかかっていると見る。それはここでは書けないのだが、惠氏の「中国工作員説」はどーも信用ならない。
 
そもそもだな、政府機関に潜ませている「スパイ」をマスコミにさらされるようなレイプ事件に使うか?それはありえない。せっかく手に入れた「潜入スパイ」だぞ。公安からのマークが厳しくなることは火を見るよりも明らかじゃねーか。仕事だってクビになるか、情報を隠す必要のない職場へ異動させられることも当然あるしな。レイプ事件に使うなら、観光客を装った中国人工作員使ったほーが確かだよ。中国だってそのくらいは考えると思うよ。よって惠氏の説は却下!(T_T)/~~~
 
 
 日本人なら、まずは怒るとこからでしょう。日米離反工作なら工作でいいじゃねーか。その程度の工作怖くねーもの。
 
個人の罪に怒りもせず、国家間の問題にすり替えて語るってのも滑稽なものだよ。
 
 左の人は「日米安保廃棄だ~」
 
 右の人は「日米離反工作だ~」
 
両者って実は根っこのとこの心性は同じ。線対称ってこと。