今朝の琉球新報の記事です。多分共同からの配信記事ですね。
 
 日本が沖縄「不法占拠」 中国紙に研究者論文
 
 19日付の中国紙、環球時報は琉球は明治政府が19世紀末に清国から奪い取ったもので、日本政府は今も沖縄住民の独立要求を抑え込んでいるとの趣旨の署名入り論文を掲載した。
 中国大陸に近い尖閣諸島(中国名・釣魚島)については中国領であることは明白で「日本には中国と話し合う資格もない」と結論付けている。
 筆者は在日中国大使館勤務経験がある商務省の研究者、唐淳風氏。論文ではかつての琉球王国住民の大部分は福建省、浙江省、台湾付近の出身で、言葉も制度も中国大陸と同じだったと断言。
 1972年の沖縄返還に関しては、米国は中国に返還すれば、中国の軍事基地になると懸念して日本に引き渡したとし、返還後も沖縄では独立闘争が続き「住民の75%が日本からの独立を望んでいる」と主張。
 尖閣諸島や東シナ海ガス田問題で「日本が絶えず騒ぎを起こす」目的は中国政府を交渉のテーブルに引き込んで日中境界線を引き「沖縄占領の合法性を得ることだ」としている。(引用おわり)
 
 上海万博閉会を待たずして、問題化してきた対中国外交だが、前原氏が外相になり、どのような手腕を見せるのか楽しみである。
 
 さて上の記事にある中国商務省の研究者という唐淳風氏。中国大使館にも勤務していたというから、少しは歴史についても研究されたのだろうが、論文が中国民族主義者向けか、許さん党中央へのいわゆる「卒論」かは定かではないが似たようなものだろう。
 
 まず琉球は清の属国だったというのはそうだと思う。がしかし、県内の学者の中でも「いや、完全な独立国だ」という方と「準独立国だ」という方もいるようですから、歴史というものは、見方、考え方で様々な結論がでてくるものだ。
 
 薩摩の属国だったかというと、それもそうだと思う。つまり琉球は、「日和見主義」が国策だったとみて間違いなさそうだ。これは武力を持たない者たちの当然の帰結といえる。
 
 これだけ恥知らずな「嘘」を日本国民が無知であるがゆえ「そうなんだ・・」と誤解してしまうことを恐れるなら、配信する共同や配信記事をそのまま貼り付ける新聞社の配慮のなさに驚かされる。まぁ商売だからな。
 
 間違いを指摘すると、当時の琉球王国の住民は大陸からの移住者が大部分であるというのは間違いですね。一部です。それも、居住地域も指定されていた。つまり「外国からの帰化人」として暮らしていたということ。
 
 制度については清の制度を知らないのでなんともですが、言語は中国の言葉も少しだけ混じっているようですが、それは日本本土と同じくらいでしょう。言語の大部分は古代大和言葉が残っているといえる。ドイツ語と英語が分かれる前から日本語と琉球語はそれぞれ独自性を持つようになった、という人もいるようだが、それはそれでいい。だって、青森の下北半島の人と薩摩の人が方言で会話が成立するか?というのと同じだな。今となっては何の意味も持たない。歴史学・言語学というアカデミックな面だけということだ。
 
 もっと言うなら、八重山諸島(石垣島や宮古島など)の人と沖縄本島の人が方言で話すなら会話はまず成立しない。まったく通じない。ならば石垣は独立したほうがいいか?宮古も?ということ。
 
 そして、
 
 >1972年の沖縄返還に関しては、米国は中国に返還すれば、中国の軍事基地になると懸念して日本に引き渡したとし、返還後も沖縄では独立闘争が続き「住民の75%が日本からの独立を望んでいる」と主張。
 
 :これですね。噴飯物としかいえない。住民の75%が独立を目指すなら復帰闘争など起こりはしない。「今がチャンス」とばかりに沖縄独立派が大勢を占めたはずだ。でもそうはならなかった。明治初頭からの日本化により、皆日本人になっていたということだろう。身も心も。ちなみにこの75%云々の出所はどこだと思いますか?それは琉球大学なんだな。そこに中国人教授がいて彼が、毎年県内でアンケート調査を実施するのだが、かなり恣意性の強い選択肢によるアンケートらしく、愛郷心をそのまま独立に導く誤誘導になっているらしい。「辺境東アジアのアイデンティティーポリティクス」という本もお出ししているようだから、一読してもよいでしょう。
 
 中国という膨張主義の国は、自国の繁栄に伴い、自国民を制御できないところまできているのかもしれないな。このまま尖閣問題が沈静化せずに国家間の紛争の種となることを危惧します。また我々沖縄に住む者にとっての最悪のシナリオとしては、米国から安保破棄が通告され、その一年後に軍隊のない「平和な沖縄」の実現と同時に日本本土から「尖閣くらいはいいんじゃね?戦争になるよりは・・」という日和見論がでてくること。
 
 ただ、間違いなくそうはならない。上のような論文を掲載しなければならない許さん党のジレンマは大変なものだろう。内部での権力闘争と国内の安定、覇権拡大主義と融和外交という相反する問題をすべて棚上げにしているように見えるからな。まぁ、外国の金と技術で繁栄をもたらし、中国自前の物といったら労働力だけだからな。そのうち食いすぎて腹が破裂するだろう。
 
 またこのような論文は日本の警戒心を煽るだけであるのだが、それが何を意味しているのか・・。中国お得意のアメとムチでしょう。まずムチを叩く。その後微笑み外交でもてなす。そこでハニートラップと(T_T)/~~~。簡単外交ですね。でも実はこれ案外利くのです。実際に沖縄県内の県・市町村議員が訪中してこれに引っ掛かったことは、もちろん世間には知られてないが・・・・(T_T)/~~~。外国人地方参政権が実現した場合、中国人を大量に送り込むなんてことは下手に中国人排斥運動になりかねないのですぐには実行できない。ならば、地方議員、それも沖縄の議員の股間を握ってたほうが楽だしスマートだということですね。
 
 それにしても、那覇市内の中国人の多いこと。ここ数年でものすごく増えました。すさまじい勢いです。