今朝の琉球新報の社説をご紹介します。
 
 日米首脳会談 移設強行は安保の亀裂深化
 
 菅直人首相と米国のオバマ大統領との初の首脳会談が現地時間27日、カナダ・トロントで行われた。
 会談の結論を言えば、沖縄県民にとっては、とても歓迎できない内容だ。なぜなら、菅首相は、普天間問題で「日米合意に基づき、実現に向け真剣に取り組みたい」とオバマ大統領に約束したからだ。
 日米合意は、米軍普天間飛行場を名護市辺野古崎と隣接水域への「県内移設」を目指す内容である。
 8割を超える県民が県内移設反対を明確に意思表示する中で、菅首相は民意を無視し移設を強行する方針を伝えたことになる。
 席上、菅首相は県内移設への反対姿勢を強める県民の理解を得るための米軍基地の「沖縄の負担軽減」を要請している。
 オバマ大統領も県内移設が「日本政府にとって簡単な話ではないと理解している」と語っている。その上で「米軍が地域で受け入れられる存在であるよう努力したい」と応じている。
 だが、軍に対する文民統制の緩み、軍人による大統領・副大統領の権威の軽視を、オバマ大統領自身が、最近のアフガン総司令官更迭問題で実感しているはずだ。
 沖縄では、県民の怒りを買った1995年の少女乱暴事件以来、多くの在沖米軍総司令官(四軍調整官)が米軍事件・事故のたびに綱紀粛正と再発防止を誓うもののゼロになった年はない。
 逆にあまりの事件の多発ぶりに「なぜ事件が起こるのか。幹部の指導力が足りないからだ」と嘆いた四軍調整官さえいた。
 「負担軽減」も38年前の沖縄の本土復帰時以降、幾たびも約束され国会決議すらある。
 しかし、在日米軍専用施設の74%が依然、国土面積の0・6%にすぎない沖縄に集中したままだ。
 ある意味、日米安保は74%を沖縄に依存している。その沖縄の民意を無視し、移設強行で同盟の深化など図れるはずはない。むしろ民意無視は同盟の亀裂を深化させかねない。
 都市の真ん中の世界一危険とされる普天間飛行場でさえ衆院選前には「最低でも県外」と移設を約束しながら、選挙が終わり政権を握るや「県内やむなし」とする。そんな政治がまかり通る。
 菅首相が目指す「最少不幸社会」が、最大多数の国民のために沖縄に「最少不幸」を背負わせる社会でないことを願いたい。
 
(引用おわり)

 
>8割を超える県民が県内移設反対を明確に意思表示する中で、菅首相は民意を無視し移設を強行する方針を伝えたことになる。
 
 :8割って、世論調査の結果を言ってるんだろうが、これについては設問次第でいくらでも数字は動くので、鵜呑みにはできんと思うけどね。
 
>だが、軍に対する文民統制の緩み、軍人による大統領・副大統領の権威の軽視を、オバマ大統領自身が、最近のアフガン総司令官更迭問題で実感しているはずだ。
 
 :何を言ってんだか。わけわからん。文民統制が機能してるから更迭したんじゃねーか。それとも琉球新報はクビを覚悟で言いたいことを言うこと事態が文民統制が取れてないとでも言うのか?言いたいこと言えない社会は沖縄だけで十分でしょよ。
 
>沖縄では、県民の怒りを買った1995年の少女乱暴事件以来、多くの在沖米軍総司令官(四軍調整官)が米軍事件・事故のたびに綱紀粛正と再発防止を誓うもののゼロになった年はない。
 
 :ゼロになるなんてあるわけない。もちろんそれが望ましいのは言うまでもないが、それなら基地の外に出さないようにするしかないな。だって人が多く住めば必ず問題は起こる。米兵の犯罪を差っぴいても、沖縄は凶悪事件(殺人・放火・強盗・強姦)が全国的に見ても多くワースト入りしてる地域のはずだぞ。沖縄県民もゼロにできないことを米国兵士に堂々と言えるか?わたしは赤面して言えん。ただしもし私の家族が被害にあったら、警察は当てにできないので非合法な手を使う可能性もある。
 
>在日米軍専用施設の74%が依然、国土面積の0・6%にすぎない沖縄に集中したままだ。
 ある意味、日米安保は74%を沖縄に依存している。
 
 :我々沖縄県民が日本の安全保障という大役を一身に背負っているのだ!と誇りを持つ社説を書く新聞社が必要だな。バランス、バランスと。
 
>都市の真ん中の世界一危険とされる普天間飛行場でさえ衆院選前には「最低でも県外」と移設を約束しながら、選挙が終わり政権を握るや「県内やむなし」とする。そんな政治がまかり通る。
 
 :確かにそのとおりです。「最低でも県外」は私の思いを言っただけで、党としての公約ではない!なんて言ってたね。それは怒るわ、期待してた人は。約束は守らなきゃね。
 
>菅首相が目指す「最少不幸社会」が、最大多数の国民のために沖縄に「最少不幸」を背負わせる社会でないことを願いたい。
 
 :う~ん。そう願う気持ちはわかるけど、それでもそれは「最少不幸社会」として成立するんだよね。しょーがないことだもの。
 
いろんなとこで言われてるから書きたくないけど、沖縄には尖閣諸島がある。台湾との国境県でもある。もちろん中国ともそうだ。そしてやっぱり軍拡してる中国は脅威ですよ。そもそも、中国が今現在、軍拡しなきゃならないような緊張状態を続ける国が近隣にあるか?ないです。インドだって核保有国ですし、簡単に喧嘩はできん。台湾だって恫喝してるのは中国の側で台湾からの軍事的恫喝はない。さらに中国は「世界の工場」として世界各国の工場が林立しており、中国を敵として戦争仕掛けるなんて大それたことできるわけない。仮想敵国のない国がなぜ空母建造して、太平洋に出て、あえて緊張状態を作るんだ?経済も好調で何が不満なの?と誰しも思う。でも軍拡してるし、尖閣も領土だと主張してるし、台湾も属国にしたいようだし、沖縄は潜在的に中国の領土だと言うし・・。もうはっきり領土的野心があるでしょよ。だから、備え有れば憂いなしということ。もし琉球新報が米軍を撤退させたいなら、自主防衛くらいは言わなきゃ。目が不自由じゃないはずだもの、そのくらいは見えるでしょう。