政治はわかりづらいというのが国民の声。
 
私もほとんどわからない。
 
わかりにくくしていることの一つに「約束破り」を正当化することが政治家の実力のように見えること。
 
前総理は、衆院選挙のときに「最低でも県外」と言った。ところが、数ヶ月後に「抑止力の意味がわかりました」と選挙のときの「約束」を反故にした。その言い訳が「知れば知るほど・・・」の言葉。
 
わかりやすい政治、投票率を上げ、国民が関心を持つ政治をしたいなら、前総理は抑止力の意味が分かった後でも「最低でも県外」を実現せねばならないはずだ。それが、たとえ国家を危険にさらすことがあったとしても、何が何でも「約束」を守るべきなのだ。米国と喧嘩になっても。それが「マニフェスト」のはずだ。
 
もっとも国家が危険な方向へ行くようなら、前総理を支える与党から退陣論や野党からは解散論が出る。それで国家はバランスをとるんだ。それが国会のはずなのに、「約束」を守らないことが「悪いこと」と思わないし、マスコミも例えば産経なども、「今からでも遅くないから辺野古に決めろ」という。彼らもまた「約束」の意味をわかっていない。
 
政治をもっとわかりやすくするためにも、政党の「約束」は絶対だと主張しなければ、わかりづらい政治はこれからも続く。
 
今回の参院選で各党はマニフェストを出しているが、現政権政党はマニフェストを出す必要はない。先の衆院選で出したんだからもういいんだよ。現政権は「国民との約束」をただ守ることだけ考えてればいいんだ。なんで民主党が参院選向けのマニフェスト出すんだよ。建前論が過ぎるかもしれんが、去年のマニフェストで政権取ったんだから、それを4年間で実行すりゃあいいんだ。なにが「マニフェスト2010」だよ。「2009」が生きてるんだから、必要ないの!
 
野党は違う。彼らは政権政党ではないので、ビシビシマニフェストをだしていい。去年と違ったものでも問題ない。政権取れなかったんだから国民から「お前らとは、契約しない!もっと違った政策持ってきやがれ!」と斬り捨てられたわけだからね。
 
思いっきり建前論で申し訳ないが、そこまで真剣に国民との約束は履行してもらわんと、ほんとわかりづらくてしょうがない。もちろんわかりづらくしてるもうひとつの元凶はマスコミなんだが。政治部の偉そうなのが、したり顔で政界のことを新聞やテレビで垂れ流す。そこには参議院の存在意義も、マニフェスト破りもさして問題ないかのようである。だから、わかりづらいんだよ。
 
もっとシンプルにマニフェストを反故にした政党は、期限付きや無期限の「政党活動停止」や、最悪の場合は「強制解党」などの罰則を設ければ、「約束」の意味も政界関係者にわかってもらえるのではないだろうか。