小沢一郎の訪韓で天皇陛下の御訪韓の話題が出たようだが、誰が出したんだ?出す必要のない事だろーよ。はっきりしてるのは、そのことを言い出す連中は天皇に過去の植民地支配に対し謝罪させることを企図しているということ。
 
そんなこと許してはいけない。過去の歴史観については、見方が様々であり、事あるごとに植民地支配に言及する国に陛下をお連れするわけにはいかない。沖縄を御訪問なさるだけでも一苦労なのだ。それが韓国となると不測の事態が起こらないとはいえない。また、韓国で「植民地支配」についてお言葉があるのは間違いなく、受け取りようによっては、村山談話を補強することに繋がりかねない。歴史観の大きな違いと、安全ではないという二点からも御訪韓には反対である。
 
天皇のお后に朝鮮半島出身の方が過去におられたことは承知しているし、過去の両国は、ここ100年は我が国のほうが、国際社会の中で常に上位にありはするものの、過去長きにわたり朝鮮半島から様々な物が渡海して我が国の文化の発展に寄与したことは事実である。
 
よって、今上陛下におかれては、両国の友好親善に少しでも役立てば、のお気持ちから御訪韓なさることに前向きであられるかもしれない。しかし、それでも御訪韓の政治利用という側面は否めないし、というよりも小沢一郎が韓国で、外国人参政権問題に言及したことで、政治的な企図と切り離すことは最早できない。韓国の李明博からすれば、天皇の訪問は、願ったり叶ったりだろう。自政権中に天皇をお招きできるとなれば、ある程度外交の場で譲歩しても、なお余りあるものがあるはずだ。
 
天皇を御守護することは我々国民の一等大事な義務であるという観点から見ても、御訪韓には慎重にならねばならない。はっきり言うと断るべきだろう。
 
もっとも、御訪韓自体を積極的に政治利用しようとしている者らは、韓国政府というより我が国の政権与党なのだから、いやはやなんとも・・・。