大江の証言から一夜明け、あらためてこの男の雑な心性に怒りが・・というより哀れみ

を感じている。彼は、自らの作家としての支持をも落としたことに気づいているだろう

か。彼が、進歩的文化人として、罪に服するとも自らの作品に対して責任ある言葉で

証言したのなら、われわれ「反大江」はともかく、彼の支持者を納得させることはできた

であろう。しかし彼は逃げた!はっきり「赤松氏が命令を下したのであり、沖縄ノートに

も記述があるとおり彼は屠殺者である」と言ってのければ左翼連中の共感は存続した

であろうに。情けない!彼は、被告として、罪を逃れたいだけ、助かりたいだけ、世間の

非難を受けたくないだけの非常に歪で、さもしい心の持ち主であることを世に公表してし

まった。

赤松氏も、草葉の陰から、怒りよりも、哀れむ気持ちになっているのではないだろうか。