今日は主権回復記念日ということになっております。昭和27年4月28日にサンフランシスコ講和条約を各国と締結して、国際社会に復帰した日ということです。
 ただ、それを額面通りに受け入れてはいけません。
 「主権回復」ではなくて、「国際社会復帰記念」ですね。我が国には国家としての大元であるところの主権は存在しておりません。そうです拉致問題です。仮に日本が小国であるなら、現在の体たらくでも主権国家といって何ら差し支えないでしょう。しかし我が国は世界第三位の経済大国です。使用している通貨「円」も基軸通貨といえます。そんな我が国が一説には数百人といわれる多くの同胞を誘拐されて、その犯人が北朝鮮であるとわかっていて奪還できないでいます。あんな弱小国家に対してですよ。その北朝鮮は誘拐したことを認めている。でもミサイル撃ってきて恫喝しております。我が国は「遺憾に思う」だけです。
 「我々保守は・・」などと言ってる連中も「憲法改正できないから」としか言えない。それは嘘なんですよ。今でもできます。北朝鮮が国家として誘拐を認めている以上、彼らは我が国の査察を受け入れることが紛争にならない唯一の道。ところがミサイル撃つは、拉致問題は解決済みだわ・・・。これは、我が国の主権を否定しかつ、現在進行形で我が国民を愚弄し挑発し、生命の危険を煽っているわけです。さらにいえば、査察を受け入れるように国会議員が一丸となればできるのに、やれ加計だ森友だ、セクハラだ・・。与党もクソの塊ですし、誘拐された日本人は戻らない。今となっては近距離ミサイルに核乗っけて撃たれるってことで、トランプに泣きつくしかできない。
 縁側は思います。核を放棄したといちおう世界にアピールしたとき、誘拐された日本人救出のための査察を受け入れないのであれば、米中露に事前通告は必要でしょうが、武力で言うことを聞かせるべきだということ。それができないなら、「拉致被害者の件はあきらめた」と言うしかない。
 今日、主権回復記念だとぬかして、「我が国は~、危機に瀕しており~、憲法改正の~・・」ほんと、もうやめてくれよ。そういう会場にはじじぃしかいねぇはずだよ。死ぬ前になんかそれらしいことしたいのはわかるけど。いくらいくら安倍さんが頑張っても、国内に足引っ張る連中がいるし、それは自民党の中にもいるのでしょう。
 ちなみに言っとくと、米国の青年が、米国に帰国直後に死亡した事件がありましたが、あれは北朝鮮の殺人ではありますが、体裁はスパイ容疑なのかな、逮捕し裁判にかけている。しかし、我が国の被害者は日本国内で誘拐されたもので完全にテロなんです。
 時限法つくって、誘拐された日本国民奪還しますというだけでも、交渉の武器になるし、そうしてほしいものです。そのときマスコミがなんと報道するのか、それで国賊の踏み絵を踏ませる。野党の議員も同じだ。裏で北と手を結んでいる連中もあぶりだせる。それよりなにより日常が消えて数十年も経過していることに重きを置いて臨んでほしいですね、主権が回復しているのなら。
 いちおう言っときますが、前述の時限法はあくまで合憲が前提です。だから踏み絵になるのですよ。