今秋(何月か忘れた)には沖縄県知事選がある。候補者は、現職の仲井真氏と下地元郵政民営化相、そして現那覇市長の翁長氏の三つ巴の戦いとなるようです。

  私は、前に仲井真氏は次期知事選には出馬しないだろうと読んでいた。辺野古移設における埋め立ての承認でその役を降りると見ていた。がしかし、「まだやることがある!」とのこと。まぁ、せっかく難産の末産んだ子がキチンと成長するのを託す信頼のおける後継者がいないというのが最大の理由だろう。事実「タマがない」のが沖縄の保守系の痛いところでしょう。それでも、県知事として埋め立てを承認したわけですから、語弊があるかもしれんが、「誰がやってもウマくいく」はずだった。ところが・・・・・

  なんと、保守系立候補者に対抗する革新側から現那覇市長の翁長氏の県知事選出馬が濃厚となった。これは事情が変わってくる。

  翁長氏は、現在、無所属ではあるが、元自民党。保守系の那覇市長として数期の実績がある。もし県知事選に出馬するなら当然保守陣営から、というのが筋なのだが、ここ数年で彼の政治姿勢に大きな変化が見られるようになった。

  前回2010年の県知事選挙の際には、翁長氏は先頭に立って仲井真再選に動いた。選挙期間中には「共産党はクソ」とは言わないが、似たような言葉で革新側を徹底批判していたのを記憶している。もっともその選挙の戦法の相違、意見の相違などから翁長氏と仲井真氏の間にはズレが生じていたのは確か。その翁長氏が少し前後するが、辺野古移設問題をからませて、「沖縄の政治家は保守・革新などと対立している場合ではない、保革合同で一致協力するべきだ」と言い出した。そこで、新基地反対県民大会の共同代表となり、オスプレイ配備反対東京行動では先頭に立って見せた。「日本の安全保障は日本全体で」というのが彼の主張。

  前述したが、翁長氏が出馬なら保守側からとなるのが、組織としての論理。ところが、去年のこれこれなどみれば一目瞭然ですが、辺野古移設問題で自民党県連と党中央との選挙時の公約のズレやら、その後のすったもんだで自民党那覇市議団が反発し、翁長氏を担いで自民党中央と県連に反旗を翻したわけ。

 その様子を伺っていた沖縄のリベラル革新側は、「おい、俺たちに県知事選を戦えるタマがないなら、翁長を担いでもいいんじゃね?取り込むのよ、いい考えだと思うがどぉ?」などとささやいていたかどーかは不明だが似たような話はあったのだろう。当初、県知事選には出馬しないと明言していた翁長氏だが、革新側の再三再四にわたる出馬要請が功を奏したのか、ここへきて前向きな態度に変わってきた。おそらく革新側から出馬するのだろう。

 ちなみに新聞報道にはないが、関係筋からの情報では、翁長氏擁立に最後まで難色を示していたのが、我らが日本共産党。「翁長?冗談じゃねーぞ、誰があんなクソ野郎なんか・・・」と言ったかどーかは縁側の勝手な想像(^^♪。「翁長なんかより我らが九条の会の協力者で共産党シンパの高良先生がいいんじゃね?」ときたわけ。我が日本共産党が主導している九条の会がらみで琉球大学法科の高良氏へ出馬要請していた共産党だが、翁長氏の主張する「オール沖縄」にたて突くと、今後の日本共産党沖縄支部の存立にもかかわるってんで「同じバスに乗ればいいんだろ!」といやいやながら翁長氏擁立に賛成した。それにしても、我が日本共産党さー、前回の選挙であれだけ政党名挙げて罵っていた翁長氏を擁立って・・・本音ははらわた煮えくり返っていることでしょう。お気持ち察します。ご愁傷様<(_ _)>

  その翁長氏だが、那覇市長選挙も自民党県連の支持(公明もね)で当選したわけですから、県連と袂を分かつことになった今、彼の政治生命を下支えするところは反自民・反保守ということになるわけだ。組織票などは自治労などの連合沖縄のみだろう。一部経済人が支持してるようだが、全体から見ればしょぼいわな。だが、翁長氏は知名度があり、県知事選での勝利も決して夢ではない。今までの行動がその布石だったとすれば、彼の保守陣営の政治家としては奇妙な行動も理解できる。でもねー、かわいそうなのが翁長氏を担いでる那覇市議団。この人たちって、次回の市議選挙どーやって戦う気かね?まさか、翁長氏が知事選で勝てば、自分らも安泰、なんて本気で考えてるなら、救いようのないバカ共でしょう。もちろんいままでの支持者で残る者はいるよ。でも去る者もいる。どう帳尻合わせる気?・・・・ということで、

  翁長氏を担いだときにすでに考えていたのが新政党。もちろんローカル政党なのだが、市議選などの小規模選挙ならそれで十分と見ているのだろう。まぁ、これも縁側の勝手な推理だけどね。でもそれしか生き残る道はないでしょう。自民党にアタマ下げて一兵卒から出直すってのもあるのか・・・ホントばかだね。

  いちおう書いておくと、翁長氏は過日、「私は根っからの保守」とマスコミ相手に吼えていた。それね、本音だよ。彼は本気で「自分は保守政治家だ」と信じている。ただし、その前提がちょっとねぇ。

  彼は、琉球保守なのね。それならば、彼の今までの奇妙な行動のなぜ?はすべて氷解する。琉球保守だから、日本の左翼と連携できるわけだ。当然、日本の保守陣営とは相容れないよな。

  話を仲井真氏に戻すと、今年の春先、ある医師会の方と話す機会があったのだが、そのときに「仲井真知事は必ず出馬するよ」と言われ、「えっ!?」となったのを覚えている。沖縄県の医療関係者にはかなりの影響力のある宮城征四郎氏(元中部病院院長)は仲井真氏の高校時代からの親友。まぁ、いろいろあるのだろう。

  ある新聞などは、「保守分裂」などと書いているが、前述したように前提となる「国」が違う。翁長氏は琉球の保守系であり、仲井真氏は日本の保守系。全く分裂などではない。ついでに言っとくと、翁長氏は中華人民共和国の中でも特に野蛮人が多数生息している福建省にある福州市の栄誉市民である。こんな感じね その中での翁長氏のコメントを一部コピペしておくよ。
 

私が名誉市民の表彰を受けたのは、上山中学校と福州市の外語学校との交流を行うなど、市民の方々、それから歴代の市長を始め、職員が一生懸命、福州市とこれまで交流を続けていただいたことでの表彰であり、那覇市の代表ということで受け取って参りました。
 その歓迎については、お国柄といいましょうか、すべての道路を交通規制して、厳重に警備されながらパトカーに先導され、ノンストップで案内してくださいました。また、夜には中国共産党トップの方々、福州市長を始めトップの方々と、私たち那覇市から六名が参加し晩餐会が催され、たいへん感激しまして、最後はカチャーシーをして終わりました(笑)

    ふ~~~ん、そりゃ政治姿勢も変わるわな(T_T)/~~~  ちなみにだけど、このコメント内にでてくる那覇市の上山中学校は那覇市久米というところにあり、大陸から渡来してきた帰化人の村です。祭祀方法などの文化面でも他の地域とはまったく違うんですよ、ここは。中国式というやつか・・。まぁ、いろいろおありのようで・・(T_T)/~~~

  下地氏については、書いてもしょーがないのでスルーする。何のために出馬するのか意味がわからんしな。

 最後に、今話題の沖縄県名護市キャンプシュワブのゲート前での市民団体の暴れっぷりを撮った動画があるよね。これですが、名護市 キャンプシュワブ 基地外 プロ市民

  この中で「あんた、ひどいよ」と二回叫んでいる女性がいます。サングラス、タオル、帽子で顔を隠したその女性ね、縁側は知ってるんだよね、どこの誰なのかもね。ここではもちろん書かないけどね。それから後ろに見える赤いノボリな。「琉大学生会」と読めるのだが、その実態は革マル派でした(T_T)/~~~ 彼ら過激派予備軍さー、タコ部屋に複数人同居して、お互いの行動を監視し合っての共同生活なんですよねー。我が日本共産党沖縄支部同様、ご愁傷様<(_ _)>